
TeX および LaTeX の正式なロゴはこのページのタイトルのようなデザインですが,組版《くみはん》処理による表記ができないプレーンテキストや電子メールなどで書くときにはそれぞれ “TeX”,“LaTeX” と書くことになっています。
TeX は「テフ」([tex]) または「テック」と読みます。どちらかというと大学系の人は「テフ」派が多いようです。英語圏では [tek],[tekh] または誤読ですが [teks],ドイツ語圏では「テヒ」([tɛç]) とも読むようです。同様に LaTeX は「ラテック」「ラテフ」などと読みます。
TeX は Donald Ervin Knuth が作った組版システムです。現在のバージョン番号は 3.1415926 です。LaTeX は Leslie Lamport が TeX の上に構築した文書処理システムです。いずれもフリーウェアであり,UNIX®(Mac OS X や Solaris など),UNIX 互換 OS(Linux OS,BSD 系 OS,OpenSolaris など),Microsoft Windows,Mac OS など,ほとんどの OS(つまり,ほとんどのコンピュータ)で使えます。
日本では TeX,LaTeX を株式会社アスキー(現:株式会社アスキー・メディアワークス)が日本語化した pTeX,pLaTeX がよく使われています。pTeX,pLaTeX の頭文字の p(ピー)は publishing(出版)の意味で,アスキーでは pTeX,pLaTeX およびこれらに基づく編集支援システム EWB を(ソースコードの形で)無償配布し,自社の本の製作に利用しています。
1994年に LaTeX の新版 LaTeX 2ε(トゥー・イー),1995年にはアスキーから日本語版 pLaTeX 2ε が出ました。これにともなって,それ以前の古い LaTeX を特に LaTeX 2.09 と呼ぶことになりました。以下では現行の LaTeX 2ε と pLaTeX 2ε に基づいて説明します。組版処理による表記ができないプレーンテキストや電子メールなどで書くときには LaTeX 2ε を “LaTeX2e” と書くことになっていますので,以下では “LaTeX2e”,“pLaTeX2e” と書きます。
TeX,pTeX については,ここでは LaTeX2e,pLaTeX2e の「縁の下の力持ち」としてそれぞれ TeX,pTeX が働いていると言うに留めておき,詳しい説明は省略します。
まずは次の本を挙げておきます。
これ以外にも多くの良書が出ていますので,書店でお選びください。
LaTeX には大きく分けて二つの異なるバージョンがあります。一昔前の LaTeX 2.09 と,現行の LaTeX2e です(日本語化されたものでは pLaTeX 2.09 と pLaTeX2e です)。LaTeX 2.09 と LaTeX2e は別物と考えて良いくらいです。
図書館や書店には今でも LaTeX 2.09 時代の解説書が並んでいたり,LaTeX 形式で論文を受け付ける学会などの中には未だに LaTeX 2.09 を採用しているところがあったりするので注意が必要です。
文書ソースを \documentstyle で始めるのが LaTeX 2.09,\documentclass で始めるのが LaTeX2e です。LaTeX 2.09 用の古い原稿を LaTeX2e で処理すると自動的に LaTeX 2.09 の互換モードで処理されるので,エラーなどが出ないことも多くあります。
PC 初心者にはこれが最も難しいところです。この TeX Wiki に OS ごとのインストール法が詳しく書かれていますので,ご参照ください。特に Microsoft Windows については TeXWiki:インストール(Windows) をご覧ください。
インストール不要で TeX が使えるウェブページ「TeX を使ってみよう(EUC-JP 版,UTF-8 版)」(お薦めです),または「サーバーサイド pLaTeX 2ε ビューアー」(アクセスすると IP アドレスが晒されるので注意すること)もあります。
以下,工事中。