少し前までは ptetex3 を使う方法がお薦めでした。 今は,より新しい ptexlive がお薦めです(ただしサイズは巨大です)。 ずっと下の方に長々と書いてあることは古い内容です。
TeX Live は teTeX に代わるTeX関連物の集大成です。 これを pTeX 対応にしたものが ptexlive です。 準備は少し面倒ですが,すぐ下の ptetex3 と同様に make できます。
詳しくは ptexlive Wiki をご覧ください。
teTeX は UNIX(互換)OS 用の TeX ディストリビューション です。ptetex は teTeX と pTeX 一式を簡単にインストール するための土村展之さん作の ツールです。ptetexWiki:全動作報告 に多数の例が挙がっているので, 参考になさると良いでしょう。ここでは2005年2月に出た最新の teTeX-3.0 と それをベースにした pTeX を,ptetex3 を使ってインストールしてみます。
まず,あらかじめ C/C++ のコンパイラや X Window System 用ソフトウェアの開発環境などをインストールしておきます。 また,(必須ではありませんし,かなりの手間がかかりますが)Ghostscript の 日本語対応がなされているものをインストールしても良いでしょう。 海外の Linux ディストリビューションに附属する Ghostscript では 日本語対応が乏しいケースもあるようです。
/var/tmp/ptetex3/tetex-src-3.0/ と /usr/local/teTeX/ と ~/texmf/ と ~/.texmf-conf/ と ~/.texmf-var/ とがすでにある場合には, 消すか名前を変えておきます。
適当なディレクトリを作り,その中に
tetex-src-3.0.tar.gz,
tetex-texmf-3.0po.tar.gz,
ptetex3-20YYMMDD.tar.gz(最新の日付のもの)
をダウンロードし,
その中で次のようにします(ターミナルでコマンドを打ち込みます)。
tar xvzf ptetex3-20YYMMDD.tar.gz cd ptetex3-20YYMMDD cp my_option.sample ../my_option (オプションを変更したいのなら)
オプションを変更したいのなら,この my_option というファイルを適宜編集します。 そして,以下を実行します。
make
make all3
と,あるいは個別に実行するのなら
make all0 make otf (オプション) make babel (オプション) make font make test
とします。Mac OS X では “make font” で 何回かヒラギノ何とかと聞いてきますので,それについては “y” と答えます。 面倒なら “make fonty” とすると,すべての質問に yes と答えたことに なります。“make” や “make all3” では “make fonty” も含めて実行しますので, 気にしなくて大丈夫です (make の引数については,ptetexWiki:makeのターゲット が参考になります)。
“make” や “make all3”,あるいは “make test” で簡単な動作テストをします。 ここまで root 権限は必要ありません。Mac OS X では “make test” の前に X11 を立ち上げておきます (あるいは my_option で xdvi を使わない設定にします)。UTF + ps2pdf で エラーが出ても大きな問題はないので,気にしないでおきます (my_option で ps2pdf をテストしないようにもできます)。
動作確認が終わったら,いよいよシステムにインストールしましょう。
make install (必要に応じて su したり sudo を付けたりします)
/usr/local/teTeX/bin にパスを通します。
xdvi は src specials に対応しています。Emacs で使う 場合には,YaTeX の設定は README に書いてあります。AUCTeX でも 使えます。/usr/local/teTeX/share/texmf/xdvi/XDvi で emacsclient を 呼び出すようにしてありますが,Carbon Emacs なら /Applications/Emacs.app/Contents/MacOS/bin/emacsclient にしておきます (他の場所でも設定可)。
フォントについての設定は updmap(各ユーザごと) または updmap-sys(システム全体,root 権限が必要)で行います。例えば dvips はデフォルトでは PostScript Level 2 での(欧文用)基本35書体を 埋め込みませんが,埋め込むようにするには次のようにします。
updmap --setoption dvipsDownloadBase35 true
さらに Mac OS X では,次のように してシステムに搭載されている(和文用の)ヒラギノ基本6書体を dvipdfmx で埋め込むようにできます。
updmap --setoption kanjiEmbed hiragino
Cygwin でもヒラギノ基本6書体の フォントファイルを $TEXMFLOCAL/fonts/opentype/ 以下のディレクトリに 配置しておけば,同様にして埋め込めます。
また IPAフォントの フォントファイル (ipam.ttf, ipag.ttf) を $TEXMFLOCAL/fonts/truetype/ 以下のディレクトリに配置しておけば,
updmap --setoption kanjiEmbed ipa
で IPAフォントを埋め込むようにできます。
同様に
のフォントファイルを $TEXMFLOCAL/fonts/opentype/ 以下のディレクトリに 配置しておけば,
updmap --setoption kanjiEmbed kozuka
で小塚書体を,
updmap --setoption kanjiEmbed morisawa
でモリサワフォントを埋め込むようにできます。
逆に和文フォントを埋め込まないようにするには,次のようにします (これがデフォルトです)。
updmap --setoption kanjiEmbed noEmbed
また OTF パッケージで中国語フォントや韓國語フォントを 埋め込まないようにするには,次のようにします(これもデフォルトです)。
updmap --setoption kanjiEmbed cktx
ptetexWiki:フォントの集中管理 に ptetex3 での updmap(-sys) コマンドの 動作やオプションについて詳しく説明されています。
以下は古い情報です。ptetex が内部で行っていることを理解するため以外には 必要ありません。
一世代前の teTeX-2.0.2(Web2C 7.4.5),pTeX-3.1.5 を Linux や FreeBSD や Solaris や Mac OS X(gcc 2.x または 3.x)にソースからインストールした記録です。
多くの Linux ディストリビューションにはすでに日本語対応の TeX ツール群が含まれています(コマンド名は pxdvi や pdvips など p が頭に付く場合があります)のでソースからインストールする必要はありません。 詳しくはこの TeX Wiki の各ディストリビューションについての記述をご覧ください。
土村さんが 「ptetex–teTeX 用日本語パッチ集」 を作ってくださいました。 これを使えばもっと簡単にインストールできます。
teTeX-2.0.2 には2月28日バージョンと3月1日バージョンがあります。 タイムスタンプが3月1日以降であることをご確認ください。
Ghostscript のインストールも必須です。 これについては GNU Ghostscript 7.07 on Linux をご覧ください。
FreeBSD では make を gmake としてください。
Mac OS X では開発ツール(一部コマンドのインストールには X11)をあらかじめインストールしておくことが必要です。 Mac OS X の make は GNU Make ですのでそのまま使えます。
Vine Linux 3.0でmakeするための注意は [qa:30713] をご覧ください。
他に参考すべきサイト:
下は /usr/local/teTeX/ 以下にインストールする方法です。 /usr/local/ 以下にインストールするなら --prefix=/usr/local としてください。
xdvik 関係は後で日本語化したものを別途インストールすることを考えて,ここでは省略します。 X Window System を使わない(標準状態の Mac OS X など)なら --without-x も必要です。
用意するもの:
mkdir -p /usr/local/teTeX/share/texmf mkdir -p /usr/local/src tar xvzf tetex-texmf-2.0.2.tar.gz -C /usr/local/teTeX/share/texmf/ tar xvzf tetex-src-2.0.2.tar.gz -C /usr/local/src/ cd /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/ ./configure --prefix=/usr/local/teTeX --disable-multiplatform --without-xdvik --without-oxdvik make world
make world は make all install と同等ですので make install は不要です(Thanks: 河村くん)。
/usr/local/teTeX/bin にパスを通します。 古い TeX が他の場所にインストールされている場合は,そのパスより先に /usr/local/teTeX/bin がなければなりません。
export PATH=/usr/local/teTeX/bin:$PATH # sh/bash setenv PATH /usr/local/teTeX/bin:$PATH # csh/tcsh set path=(/usr/local/teTeX/bin $path) # 上と同じ
which latex と打ち込んで /usr/local/teTeX/bin/latex と出ることを確認します。
which dvips と打ち込んで /usr/local/teTeX/bin/dvips と出ることを確認します。
これらがうまくいかないなら,bash なら hash -r,tcsh なら rehash してみてください。
うまくいったら,上の PATH 設定は .bashrc や .tcshrc の類で設定しておきましょう。
とりあえず英語だけですが,うまくいくか実験してみましょう。 次のようなファイル hello.tex を作ります。
\documentclass{article}
\begin{document}
Hello, \TeX!
\end{document}
次のように打ち込んでテストしましょう。
latex hello # hello.tex を hello.dvi に変換 dvips -Ppdf hello # hello.dvi を hello.ps に変換 gv hello.ps # プレビューのテスト lpr hello.ps # 印刷のテスト
Mac OS X なら上の代わりに pdflatex hello と打ち込んで hello.tex を hello.pdf に変換し,open hello.pdf と打ち込むか,あるいは Finder でダブルクリックしてみてください。
これ以降で,何かエラーが起きたなら mktexlsr(または texhash)と打ち込んでみてください。 こうすると /usr/local/teTeX/share/texmf/ls-R というデータベース(といっても単に texmf ディレクトリ以下のリストを収めたテキストファイル)が更新されます。
※以下ではRingサーバのミラー http://www.ring.gr.jp/pub/text/TeX/ascii-ptex/ をご紹介していますが,オリジナルの配布元は ftp://ftp.ascii.co.jp/pub/TeX/ascii-ptex/ です。
ここでは文字コード EUC 用に作ってみます。 Shift JIS 用に作るには ./configure sjis です。
用意するもの:
tar xvzf ptex-texmf-2.3.tar.gz -C /usr/local/teTeX/share/texmf/ mktexlsr tar xvzf ptex-src-3.1.5.tar.gz -C /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/web2c/ cd /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/web2c/ptex-src-3.1.5 ./configure euc make make install mktexlsr
ついでに dvips(k) も済ませてしまいましょう。
用意するもの:
tar xvzf dvipsk-jpatch-p1.6a1.tar.gz -C /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/dvipsk/ cp udvips-5.94a-p1.6a1.patch /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/dvipsk/ cd /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/dvipsk/ patch -p1 <dvipsk-5.92b-p1.6a1.patch patch -p1 <udvips-5.94a-p1.6a1.patch ./configure --prefix=/usr/local/teTeX --disable-multiplatform make make install cd /usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/pstricks/ patch </usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/dvipsk/PSTricks.patch
dvips(k) を使うには,さらに次の修正が必要です。 まず /usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/config/kanji.map というファイルを作り,次のように書き込みます。 本当はこの段階では最初の4行しか要りませが,後のために余分に設定しておきます。
rml Ryumin-Light-H rmlv Ryumin-Light-V gbm GothicBBB-Medium-H gbmv GothicBBB-Medium-V ryumin-l Ryumin-Light-H ryumin-l-v Ryumin-Light-V gtbbb-m GothicBBB-Medium-H gtbbb-m-v GothicBBB-Medium-V futomin-b FutoMinA101-Bold-H futomin-b-v FutoMinA101-Bold-V futogo-b FutoGoB101-Bold-H futogo-b-v FutoGoB101-Bold-V jun101-l Jun101-Light-H jun101-l-v Jun101-Light-V unimin Ryumin-Light-UniJIS-UCS2-H unigoth GothicBBB-Medium-UniJIS-UCS2-H
新しいファイルを作ったら必ず mktexlsr と打ち込んでおきましょう。
さらに,/usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/config/config.ps の適当なところ,たとえば
% This shows how to add your own map file. % Remove the comment and adjust the name: % p +myfonts.map
の次の行あたりに,次のように追加します。
p +kanji.map
いよいよ日本語で実験してみましょう。 さきほどの hello.tex に日本語を加えます。
\documentclass{jarticle}
\begin{document}
こんにちは, \TeX!
\end{document}
次のように打ち込みます。
platex hello # hello.tex を hello.dvi に変換 dvips -Ppdf hello # hello.dvi を hello.ps に変換 gv hello.ps # プレビューのテスト lpr hello.ps # 印刷のテスト
角藤さん配布の Win32 バイナリと同じく (qa:54955) ,上のようにして作った日本語対応バイナリ名は dvips です。
他のフォントの場合も同様です。 たとえば TIPA と cm-super をインストールしたなら次のようにします(インストールした後で書いてください)。
p +tipa.map p +cm-super-t1.map p +cm-super-ts1.map p +cm-super-t2a.map p +cm-super-t2b.map p +cm-super-t2c.map p +cm-super-x2.map
ただ,dvipdfm(x) と共通の設定にすることを考えて,欧文フォントはここではなく /usr/local/teTeX/share/texmf/web2c/updmap.cfg のほうに例えば次のように書くのがいいでしょう。
Map lm.map MixedMap tipa.map MixedMap mathabx.map MixedMap yhmath.map
Mixed の付くほうはビットマップフォントも使う場合です。
このように書いておいて updmap コマンドを実行すると自動的に map ファイルが更新されます。
ただ,このようにして作った dvipdfm*.map は
cmex7 default fmex7 -r cmex8 default fmex8 -r cmex9 default fmex9 -rになってしまうようです。 この3行から -r を取らないと,括弧が出ないなどのトラブルが起こることがあります。 昔 Thomas Esser に連絡したはずなのですが,直してもらえていません。 いずれにしても \usepackage{type1cm} すべきで,そうすれば上のトラブルには引っ掛かりません。
jis/jisg フォントメトリック関連です。 私の 新ドキュメントクラス を使う際に必要です。
用意するもの:
tar xvzf jis.tar.gz mv jis/tfm/ptex/* /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/tfm/ptex/ mv jis/vf/* /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/vf/ptex/
morisawa 関連です。 たとえば上の 新ドキュメントクラス に含まれる morisawa.sty で使えます。
用意するもの:
tar xvzf morisawa.tar.gz mv morisawa/tfm/dvips/* /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/tfm/ptex/ mv morisawa/tfm/ptex/* /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/tfm/ptex/ mv morisawa/vf/* /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/vf/ptex/
最後に mktexlsr しておきます。
新ドキュメントクラス をインストールします。
用意するもの:
cd /usr/local/teTeX/share/texmf/ptex/platex mkdir js cd js unzip jsclasses.zip mktexlsr
mendex(k) は makeindex を日本語化したものです。
用意するもの:
tar xvzf mendexk2.5a.tar.gz -C /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/ cd /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/mendexk2.5a/
Makefile で以下の部分を修正します(teTeX-2.0.2 の kpathsea は 3.4.5 です)。
# インストール先を DISTDIR に指定する DISTDIR = /usr/local/teTeX/bin # for kpathsea-3.* CFLAGS = -O -DKPATHSEA -DKPATHSEA3 PROGLINK = $(kpathsea_link) $(OBJS) $(kpathsea_3) # for no kpathsea #CFLAGS = -O #PROGLINK = $(CC) $(OBJS) -o $(PROGRAM)
仕上げです。 unknown escape sequence の警告は無視してかまいません。
make make install
dvipdfm を平田さんが日本語化されました。 平田さんのサイト (Internet Archive)
CJK 版の開発は The DVIPDFMx Project に引き継がれました。 このページから最新のソースをいただいてきて次のようにインストールします。
古い teTeX では /usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm/config がファイルになっているので dvipdfmx の上書きインストールが失敗します。 teTeX 2.0.2 では大丈夫です。
tar xvzf dvipdfmx-20031207.tar.gz -C /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/ cd /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/dvipdfmx-20031207 ./configure --prefix=/usr/local/teTeX --with-kpathsea=/usr/local/teTeX make make install (configファイルを上書きしたくなければ make install-exec) mktexlsr
configure のオプションには必要に応じて --with-png=DIR,--with-zlib=DIR も付けます。 20030805 から OpenSSL は不要です。
/usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm/config/dvipdfmx.cfg が設定ファイルになります。 この中の
f cmr.map f psbase14.map f lw35urw.map
はコメントアウト(頭に % を付ける)して,代わりに
f dvipdfm.map
を入れます ← 配布段階で対応していただきました。 (dvipdfm.map は /usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/config の中にあり,dvipdfm_dl14.map または dvipdfm_ndl14.map へのシンボリックリンクになっています(それぞれフォントをダウンロードする/しない)。 ダウンロードする方にしておけば,Times Roman が Times New Roman に置き換えられるといった心配はなくなります。 ただしダウンロードされるのは URW の互換フォントです。 デフォルトではダウンロードしないになっています(この方が軽い PDF ができますが Acrobat Reader で Times や Helvetica が Times New や Arial で置き換えて表示されます)。
実行ファイル名は dvipdfmx です。 最後の x を忘れないように!
この dvipdfmx ではいくつかの CMap ファイルが必須です。 GNU Ghostscript 7.07 on Linux のページを参考にして Ghostscript をインストールされたかたは /usr/local/share/ghostscript/Resource の下にたくさんの CMap ファイルがありますので,これを /usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm の中にシンボリックリンクしておきます。
cd /usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm ln -s /usr/local/share/ghostscript/Resource .
Acrobat Reader をインストールされたかたは /usr/local/Acrobat5/Resource/Font も同様にシンボリックリンクして使えそうです。
これで動くはずです。 テストしてみましょう。
platex hello # hello.tex を hello.dvi に変換 dvipdfmx hello # hello.dvi を hello.pdf に変換
できた hello.pdf をダブルクリックして見てください。
Acrobat Reader なら完璧に見えますが,古い Mac OS X(10.3 以前)の「プレビュー」では明朝がゴシックで代用されてしまいます。 少し重くなってもいいからやはりフォントを埋め込みたいという場合は,次のようにします。
Mac OS X のヒラギノなら,まず /System/Library/Fonts の「ヒラギノ明朝 Pro W3.otf」「ヒラギノ角ゴ Pro W3.otf」へのシンボリックリンクをうまく作り,その名前をそれぞれ HiraMinPro-W3.otf,HiraKakuPro-W6.otf として,dvipdfmx から見えるところ(たとえば /usr/local/share/ghostscript/Resource/CIDFont というディレクトリを作ってその中)に入れます。 mktexlsr を忘れないでください。 そして,/usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm/config/cid-x.map の
rml H Ryumin-Light rmlv V Ryumin-Light gbm H GothicBBB-Medium gbmv V GothicBBB-Medium
となっているところをコメントアウト(頭に % を付ける)して,代わりに次のように書きます。
rml H HiraMinPro-W3.otf rmlv V HiraMinPro-W3.otf gbm H HiraKakuPro-W6.otf gbmv V HiraKakuPro-W6.otf
他のフォントでも試してみてください。 たとえば小塚フォントなら次のようにします。
rml H kozminstd-medium.otf rmlv V kozminstd-medium.otf gbm H kozgostd-medium.otf gbmv V kozgostd-medium.otf
morisawa.sty で使う場合にはさらにフォント定義を cid-x.map に追加します。 次はほんの一例です。
ryumin-l H Ryumin-Light ryumin-l-v V Ryumin-Light gtbbb-m H GothicBBB-Medium gtbbb-m-v V GothicBBB-Medium futomin-b H kozminstd-bold.otf futomin-b-v V kozminstd-bold.otf futogo-b H kozgostd-heavy.otf futogo-b-v V kozgostd-heavy.otf jun101-l H kozgostd-light.otf jun101-l-v V kozgostd-light.otf
JIS外字を扱えるようにするには,さらに ftp://ftp.oreilly.com/pub/examples/nutshell/cjkv/adobe/aj16.tar.Z を /usr/local/share/ghostscript/Resource で展開しておき,齋藤修三郎さんの UTF16用VF から utf パッケージをダウンロードして展開します。
unzip utfbin.zip cd utfbin mv vf /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/vf/utf mv tfm /usr/local/teTeX/share/texmf/fonts/tfm/utf mkdir -p /usr/local/teTeX/share/texmf/ptex/platex/misc mv *.sty /usr/local/teTeX/share/texmf/ptex/platex/misc/ mv unicode.map /usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/config/ mv unicode-x.map /usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm/config/これで,ヒラギノをお持ちでしたら,/usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/config/config.ps の適当な場所に p +unicode.map と追加し,/usr/local/teTeX/share/texmf/dvipdfm/config/dvipdfmx.cfg の最後に f unicode-x.map と追加します。 ヒラギノ以外のフォントも使えます。
2004/01/07以降のdvipdfmxでは,古い -f 対応パッチを当てないでください。
otf パッケージ については別ページにしました。
Ignoring stream with with multiple segments というエラーが出たら dvipdfm の日本語化 (Internet Archive) のページにある patch-concat-stream.diff をあててください。 Makefile.in だけエラーが出ますので,パッチを当てた後で Makefile.in をエディタで開き,dvipdfmx_SOURCES に filter.c concat.c を追加,dvipdfmx_OBJECTS に filter.o concat.o を追加します。
古い epsbox.sty 対応のパッチを野田さんが作ってくださいました [qa:23745]。 これは dvipdfmx-20031207 で取り込まれました (Thanks: 土村さん)。
Mac OS X では Skim のほうがおすすめです。 Mac OS X + X11 で xdvi をインストールする方法は TeXのインストール - PukiWiki に詳しく載っています。 あるいは統合環境の TeXShop を使えばエディタやプレビューアを別途用意する必要もなくなります。
土村さんの xdvi 日本語化・機能拡張パッチ のページから xdvik-22.40y1 のパッチをいただいてきます。 また,土村さんのパッチの元になった最新の xdvik を CTAN ミラー,たとえば Ring Server の CTAN:dviware/xdvik/ からいただいてきて作業します:
tar xvzf xdvik-22.40y1.tar.gz cd xdvik-22.40y1 zcat xdvik-22.40y1-j1.21.patch.gz | patch -p1 # --with-vflib=vf2ft で FreeType 対応になります。 # うまくいかなければ --with-vflib=vf2ft を外して VFlib でお使いください。 ./configure --prefix=/usr/local/teTeX --disable-multiplatform --with-vflib=vf2ft make # 次の cd をすれば texmf.cnf が上書きされません (Thanks: takiさん) cd texk/xdvik make install
FreeType2 の include ファイルが /usr/local/include/freetype2/freetype に入っている場合はこのシンボリックリンクを /usr/local/include/freetype に作っておかないとうまく探せないかもしれません。
min min tmin tmin nmin min goth goth tgoth tgoth ngoth goth jis min jis-v tmin jisg goth jisg-v tgoth dm min dg goth ryumin-l min ryumin-l-v tmin gtbbb-m goth gtbbb-m-v tgoth futomin-b min futomin-b-v tmin futogo-b goth futogo-b-v tgoth jun101-l goth jun101-l-v tgoth
この左辺は tfm 名,右辺は /etc/vfontcap の項目名です。 適宜書き換えてください。
jis /usr/local/share/ghostscript/fonts/kochi-mincho-subst.ttf jisg /usr/local/share/ghostscript/fonts/kochi-gothic-subst.ttf jis-v /usr/local/share/ghostscript/fonts/kochi-mincho-subst.ttf jisg-v /usr/local/share/ghostscript/fonts/kochi-gothic-subst.ttf
私は Linux も Mac OS X も FreeType 対応にしてしまいました。
ついでに,/usr/local/teTeX/share/texmf/xdvi/XDvi または ~/.Xresources(または ~/.Xdefaults)に次のように標準的な開き方の設定しておくといいでしょう。
XDvi.Geometry: 950x700+0+0 XDvi.shrinkFactor: 5 XDvi.expert: true XDvi.editor: emacsclient --no-wait +%l %f ! または XDvi.editor: gnuclient -q +%l %f
書き換えたら xrdb -merge ~/.Xdefaults のようなオマジナイが必要です。
Expert モード(右側のメニューがないモード)のオン/オフは x キーです。
(p)latex に -src オプションを与えると,xdvi を Ctrl-左クリック で Emacs の該当ソース個所に飛びます。 逆に,xdvi-search.el を使えば Emacs から xdvi の該当個所に飛べます。 詳細は The Xdvik Homepage の Inverse Search with Xdvi(k) をご覧ください。 AUCTeX で使う方法は AUCTeX のページにも書いておきました。
Unicode対応のdvipsです。
cd /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/ mkdir udvipsk cd udvipsk cp -p ../dvipsk/* .
ここでMakefileを次のように修正します。
121c121 < DEFS = -DHAVE_CONFIG_H $(XDEFS) --- > DEFS = -DHAVE_CONFIG_H $(XDEFS) -DUDVIPS 225c225 < program = dvips --- > program = udvips
これでmakeします。
make clean make cp -p udvips /usr/local/teTeX/bin/
角藤さんが hideyukiさん のソースへのパッチを作ってくださいました [qa:17471]。 このパッチを当てて少し修正したものを念のため jmpost-0.04a.tar.gz として置いておきます。
cd /usr/local/src/tetex-src-2.0.2/texk/web2c/ptex-src-3.1.4/ tar xvzf jmpost-0.04a.tar.gz cd jmpost-0.04a/ ./configure make make install mktexlsr
/usr/local/teTeX/share/texmf/web2c/texmf.cnf を次のように修正します。
MPXCOMMAND.jmpost = pmakempx MPXCOMMAND = makempx
あとはたぶん export TEX=platex のように環境変数を設定するだけです。
松山さんも jmpost-0.04-ptex312-cygwin.patch を作られました。 hideyuki さんの jmpost-0.04 に対するパッチです。
/usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/config/config.ps に o |lpr という行があると「dvips ファイル名」で印刷が始まってしまいます。 この仕様が嫌な人はこの行の先頭に % を付けてコメントアウトしておきましょう。
古い dvips では /usr/local/teTeX/share/texmf/dvips/tetex/config.pdf の G とだけ書いた行があると不都合があることがありましたが,今は問題ありません。
/usr/local/teTeX/share/texmf 以下にファイルを追加するたびに mktexlsr または texhash というコマンドを打ち込まなければなりません。 これが面倒な人は,/usr/local/teTeX/share/texmf/ls-R を削除し,/usr/local/teTeX/share/texmf/web2c/texmf.cnf の
TEXMF = {$HOMETEXMF,!!$TEXMFLOCAL,!!$TEXMFMAIN}
の !! をすべて消しておきます。
ついでに,texmf.cnf で
TEXINPUTS = .;$TEXMF/tex/{generic,}//
を
TEXINPUTS = .;$TEXMF/{tex,ptex}/{generic,}//
に変えると,kpsewhich jarticle.cls と打ち込んだとき jarticle.cls の場所が見つかるようになります。
フォントの自動作成を /var/tmp/texfonts 以下にするには, /usr/local/teTeX/share/texmf/web2c/mktex.cnf で
: ${MT_FEATURES=appendonlydir,varfonts}
のようにしておきます。
また,qa:6863 にあるように,鈴木秀幸さんのご指摘に従って /usr/local/teTeX/share/texmf/tex/latex/graphics/dvips.def を以下のように修正すると特殊な場合に文字のずれがなくなるようです(しかしこれだと xdvi がうまく働かない? ← 日本語パッチを当てなければ大丈夫のようです。Thanks: 土村さん):
\def\Gscale@start{\special{ps: gsave currentpoint currentpoint translate
\Gscale@x\space \Gscale@y\space scale neg exch neg exch translate}}
\def\Gscale@end{\special{ps: currentpoint matrix currentmatrix transform
grestore matrix currentmatrix itransform moveto}}
TeX を使ってみよう のように CGI で運用するときは,texmf.cnf で openin_any = p にしておかないと危険かもしれません(詳細)。
2004年3月にリリースされた2003年12月付のLaTeXをインストールしてみます。 ptex-texmf-2.2 は、正式に新LaTeXに対応していますから、必ずこの作業を して下さい。
適当な近場,例えば Ring Server の CTAN:macros/latex/base/ をディレクトリごといただいてきて,その中で作業します。
initex unpack.ins initex latex.ltx mv /usr/local/teTeX/share/texmf/tex/latex/base ../base-bak mkdir /usr/local/teTeX/share/texmf/tex/latex/base mv latex.fmt /usr/local/teTeX/share/texmf/web2c/ mv latexbug.tex testpage.tex lablst.tex idx.tex nfssfont.tex \ small2e.tex sample2e.tex docstrip.tex \ *.ltx *.cls *.clo *.sty *.fd *.def *.cfg \ /usr/local/teTeX/share/texmf/tex/latex/base/ mv *.ist /usr/local/teTeX/share/texmf/makeindex/ cd /usr/local/teTeX/share/texmf/ptex/platex/base/ iniptex platex.ltx mv platex.fmt /usr/local/teTeX/share/texmf/web2c/