グラフの例:白血病による死亡率の推移

以前書いたグラフの例:白血病による死亡数の推移のアップデート版である。

e-Stat の 人口動態調査 > 人口動態統計 の 確定数 > 死亡 > 年次 の2001年から2016年までの「月別にみた死因簡単分類別死亡率(人口10万対)」から「白血病」の死亡率を拾ったところ,leukemia2.csvのようになった。各月の率は,年率に換算したもの(人口10万あたり)である。

白血病による死亡率の推移
leu = read.csv("http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/stat/data/leukemia2.csv")
with(leu, plot(year+(month-1)/12, rate, type="o", pch=16, xlab="年", ylab="死亡率/10万/年"))

原発事故(2011年3月)が起こる前から徐々に増えているが,急増している様子はない。


2011年11月に「各都道府県の国公立医師会病院の統計によると、今年の4月から10月にかけて、「白血病」と診断された患者数が、昨年の約7倍にのぼったことが21日に判明した。これを受けて、日本医師会会長原中勝征は、原発事故との因果関係は不明として、原因が判明次第発表するとした」というコピペがネットで多数見られた。ソースは新聞だとされたが,そのような報道は見つからない。日本医師会も否定する声明(アーカイブ)を出した。

同様なデマは現在に至っても健在である。

なお,罹患率は死亡率のように精度のよいデータが出ていないが,がん情報サービス > 統計 > がん統計 > 年次推移 の2番目の表によれば,近年の白血病の年齢調整罹患率は男女とも「横ばい」である。


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