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『東大式 絶対情報学』この土曜日に行く予定のCE100の演題で見かけたので買ってみた。音楽家で東大の先生をしておられる伊東 乾 先生の異色の書。あまりにも異色なので,実際に東大でこれを教えておられたのか疑ってしまったが,学生の作品例や感想が載っているので,本当なのだろう。 私の授業との共通内容は「メールの書き方」くらいだが,これまた目から鱗。例えば,1行目に相手のフルネーム。自分の名前はそれより下に書くのが礼儀。相手のフルネームを書いて自分は姓だけというのは目下への態度。相手の名前の途中に改行が入るのは失礼以前。そういえば私も手紙の書き方で相手の名前が下にならないようにとか習った覚えがある。
統計グラフの色
Excel(特に2007より古いもの)の色のセンスは最悪。専用ツールで作画する場合も,ついred,green,blue,yellowのような原色を使ってしまうが,広い面積を原色で塗りつぶすと長く見つめるのが難しくなり,統計グラフには不向き。彩度・明度の調節が必要。参考文献:
和文と欧文の間に半角スペースを入れるかMoodleのフォーラムで英単語の前後に空白をという提案がされている。「Moodleは」より「Moodle は」のほうが読みやすいから半角スペースを入れようということである。 もともと和文とプロポーショナル欧文の間には,テキストの段階では何も入れなくても,組版の段階で四分アキ(全角の1/4の幅の空白)を入れる習慣があり,先日出たW3Cの Requirements for Japanese Text Layout(日本語組版処理の要件)の3.2.6のdにもそう書いてある。日本語のブラウザがこれに対応してくれれば余分のスペースを入れる必要がなくなるのだが。 もっとも,「四分アキ」もだんだん狭くなってきて,最近の雑誌類ではほとんど入れていないように見える。スタイルシートで調節ができるのがベストかも。
ゲルマニウム
ゲルマニウムは効かないよ(菊池先生のブログ)。効くはずない。ゲルマニウムのブレスレットを付ければ健康になるといった宣伝に騙されないように。 ネットには怪しい情報が流れているから信じないように。情報リテラシーの授業で「ネットより図書館で調べよう」と習ったでしょう。まずは大学のOPACで検索してみよう。三重大学OPACで「ゲルマニウム」で検索:
1番目は花村萬月「ゲルマニウムの夜」が収録されているためのようだ。2番目と3番目は何だかトンデモ本みたい。 大学のOPACで駄目なら,国立情報学研究所の誇るWebcat Plusで探そう:
あらら,やっぱりトンデモ本みたいな題名が並ぶ。 改めてGoogleで検索してみると,トップはウィキペディアのゲルマニウムで,ここには正しいことが書いてあった。 [トンデモ本のサイトはPageRankを上げないためにリンクしていない。]
「全員へ返信」の正しい挙動
平成20年度センター試験情報関係基礎の第1問 問3はメールソフトの挙動を問う問題で,特に最後の小問は「全員へ返信」の挙動の問題だが,最近「全員へ返信」の正しい挙動がわからず困ったことがある: TeXユーザの集い 2009はおかげさまで発表申込がどんどん届いている。申込はこのページにあるアドレス(Tとする)にメールを送っていただくことになっている。Tは実行委員用のメーリングリストで,申込をするAさんがここにメールを送ると,私のメールアドレスOに届くのは From: A / To: T / Reply-To: T となる。これにMewで返信すると,To: T, A となり,申込者と実行委員全員に届く。しかし,Apple Mailで「全員に返信」すると To: T だけになり,申込者に届かない。これで返事をしたつもりになって失敗したことがすでに何回かある。どちらが正しい挙動だろう。
気温の棒グラフ
別のところでも書いたが,平成20年度センター試験理科総合B p.28の気温の棒グラフを引用しておく。-2℃から始まっている。
楕円グラフ
日経パソコン2009-06-22 p.40のグラフ。楕円の中心がずれていて面積比が正しくないように見える。
イランの選挙不正を統計学で暴くでっちあげた数字なら下位桁が十分ランダムでないはずだ。実際ランダムでないという結果が出始めているようだ(Gelmanのブログのこことかこことか参照)。しかし,後者のコメントにもあるように,世界中の統計屋が隠れたパターンを見つけようとした場合,地球規模のBonferroni(多重比較の補正)が必要かもしれない。ちゃんと検証するまでは「統計学がイランの不正を暴いた」という記事を書くのは待ったほうがいい。 [2009-06-23] 続報
波形グラフの縦軸?音の標本化・量子化について,理屈だけではあまり理解していないようなので,Windowsのサウンドレコーダーを使って自分の声を録音してWAVE形式で保存し,WAVE file format にある dumpwave.c をコンパイルしたものでテキスト化し,Excelで読み込んでグラフを描かせ,自分の声の周波数を読み取らせる実習をした(その過程で dumpwave.c の改良・デバッグができた)。 学生たちの波形グラフを見ると,縦軸を「振幅(dB)」としているものがあった。「これ全然違うよね」と言って,その場で「音 標本化 量子化」でググってみたところ,見つかった最初のサイトのグラフの縦軸が学生の描いたものと同じ「振幅(dB)」になっていて,びっくりした。「振幅は最大の振れ幅のことで,dBはその対数だから,まったく違うよね」と言ったところ,「では何と書けばいいのですか」と聞かれて,さらにググったのだが,そのときは縦軸に何も書いてないものしか見つからなかった。 気圧の振れ(音圧)かもしれないが,量子化の対象はマイクを通った後の電圧だから,むにゃむにゃと長い答えをしたところ,「単位は何ですか」と聞かれた。-32768〜32767の値はその電圧を量子化したもので,1単位が何ボルトに当たるかは場合によって違うので,特に書かなくていいと答えたのだが,グラフの目盛りには必ず単位をと教えていることと矛盾しているように思われた気がする。もっと端的に,こういうグラフの縦軸にはこう書け,という答えはないだろうか。「電圧(任意単位)」? なお,間違った音の標本化・量子化のページについては直してもらうようTwitterでお願いした。
電子黒板「スクール・ニューディール」構想(文科省),学校ICT化だけで1校1100万円という補正予算だ。「教育活用されている全てのテレビを50インチ以上のデジタルテレビに買い替えること、このうち電子黒板を小学校・中学校に1台ずつ整備すること」等となっている。もっとも,半分は交付金で,他に流用されるかもしれない。ほっとメール@ひたち:「スクールニューディール政策」について県内市町村の対応を聴き取り参照。 今回は50インチ以上のデジタルテレビにもなる電子黒板ということらしい。検索してスマートボード,StarBoard,アクティブボードを見つけたが,どういうものが導入されるのだろう。うちの大学でも少し入れて,未来の教師に慣れさせておきたい。
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